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花粉症治療の「ヒスタグロビン注射」とは?​ 

当院では、ヒスタグロビンによる花粉症治療を行っています。

ヒスタグロビン注射は“非特異的減感作療法”といいます。

期間は限定されますが、すべてのアレルゲンに対してアレルギー反応を抑制してくれる治療法です。ヒスタグロビン注射による非特異的減感作療法は、週1~2回注射頻度でこれを6回行います。これにより効果は約3~4ヶ月間、アレルギー反応を抑える事が期待できます。効果を維持するためには3~4ヶ月ごとに1回の注射を反復します。なかなか根気よく治療する必要があります。

​この製剤は、対処療法剤ではないので、症状が出てからでは効果はありません。症状が出てから1度注射すればよいというものではありません。よく誤解されるのがステロイド注射による治療と混同されますが当院では行っていません。

 

ヒスタグロビン注射は「特定生物由来製品(生物製剤)」という薬のカテゴリーに属します。「血液製剤」ともいいます。人の血液を元に作られるからです。ヒスタグロビン注射などの生物製剤はメーカーの責任で含有が予想されるウィルスに対する検査など万全の安全性への配慮がなされています。しかし想定し得ない状況が生じた場合を考慮して、医療機関で注射の製剤番号の控え、カルテ等を20年間保存するなど通常の注射製剤に対しては行っていない徹底した管理を行っています。

​当院では、来院時初回にこの製剤についての説明をして、患者様の納得同意の上で治療を開始します。尚、同意書に記名いただくので、認印のご用意をお願いいたします。

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